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<世界フィギュア>浅田真央とキム・ヨナ 久しぶりの対決へ

【ロンドン(カナダ)芳賀竜也】13日(日本時間14日未明)、ペアのショートプログラム(SP)で開幕した。注目は、14日にSPが始まる女子だ。今季5戦5勝と向かうところ敵なしの浅田真央中京大)と、2季ぶりに復帰した金妍児キム・ヨナ)=韓国=が対決。お互いの調子は上々で、レベルの高い戦いが期待できそうだ。

 浅田は、2月の4大陸選手権(大阪)で解禁し成功させたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と、フリップとループの3-3回転連続ジャンプをフリーに組み込む予定。4大陸選手権で3-3回転は成功しなかったが、今大会の公式練習では奇麗に決まっており、期待が持てそうだ。

 対する金妍児は、11年4月の世界選手権(モスクワ)以来となる主要国際大会。復帰当初は「不安もあった」と打ち明けるが、復帰戦となった昨年12月のNRW杯(ドイツ)、1月の韓国選手権ともに参考記録ながら200点超で優勝し波に乗る。看板の3-3回転の精度にもブレがない。

 お互いに対する評価には、微妙な温度差が出た。浅田は「いいライバルがいるということで、成長できる部分もたくさんある。今回の試合は自分の最高のレベルを決められるようにするのが目標」と前向きに語ったのに対し、金妍児は「(マスコミは)私と真央をよく比べるので今でも重圧になるが、それを重圧にしないようにしたい」と警戒。だが、バンクーバー五輪の金、銀メダリストの競演は、試合に集中しようとする2人をよそに、大きな注目を集めるのを避けられないようだ。