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米国上向き、会心勝利=投打かみ合い2回戦へ【WBC】

【マイアミ(米フロリダ州)時事】野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)で12日、優勝候補の米国が2次ラウンド2組の1回戦でプエルトリコを7―1で下し、2回戦進出を決めた。投打がかみ合って難敵を退ける会心の勝利だった。
 1次ラウンドではメキシコに不覚を取るなど苦戦したが、この日は不安が感じられない試合運びだった。大リーグで昨季21勝の先発ゴンザレス(ナショナルズ)が150キロ超の速球で押し、5回を3安打無失点と好投。打線は一回にマウアー(ツインズ)の適時二塁打で先手を取り、その後も効果的に得点した。
 五回には無死一塁でフィリップス(レッズ)が犠打を決め、ライト(メッツ)が適時打。七回は2死から安打を放ったホズマー(ロイヤルズ)がすかさず二盗を決め、次打者の安打で生還するなど、鮮やかに打線がつながった。「このユニホームを着ると、国を代表する気持ちが高まる」と話したライトは2安打5打点の活躍だった。
 試合を重ねるにつれてチームの調子が上向いてきた様子で、「初戦に負けた時はみんなが沈んでいたが、今は自信に満ちている」とトーリ監督は力を込める。2回戦は強豪ドミニカ共和国と激突。指揮官は「楽しみにしている」と泰然と構えた。